穴埋め|資産除去債務に関する会計基準
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★:過去問(H29・R5)のどちらか1つで問われた(空欄・定義・理由などの答えになる語)
★★:H29・R5の両方で問われた
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📘 資産除去債務 要点まとめ
🔍 定義 ★★(H29・R5)
- 🏗️ 資産除去債務=有形固定資産の取得・建設・開発・通常の使用によって生じ、その除去に関して法令又は契約で要求される法律上の義務+それに準ずるもの(3項(1))
- 有形固定資産を除去する義務のほか、有害物質等を法律等の要求による特別の方法で除去する義務も含む
- 「準ずるもの」=債務の履行を免れることがほぼ不可能な義務。企業の自発的な計画だけで除去する場合は入らない
- 🧹 除去=有形固定資産を用役提供から除外すること(一時的な除外は除く)(3項(2))
- 具体的態様=売却・廃棄・リサイクルその他の方法による処分等 / ❌転用や用途変更は含まれない
- ❌ 遊休状態になる場合も、除去に該当しない
- 理由:転用・用途変更は企業が自ら使用を継続するもので、用役提供から除外することにならない(意見書30項)
- ⏰ いつ発生?=取得・建設・開発・通常の使用によって発生した時に負債計上(4項)★
- ⚠️ 合理的に見積れない=計上せず、見積れるようになった時点で負債計上(5項)。その旨と理由を注記(16項(5))
🔢 算定〜処理の流れ(①→②→③)
- ①💰 負債計上:割引前の将来キャッシュ・フローを見積り、割引価値で算定(6項)
- CF=自己の支出見積り★ / 金額=可能性の最も高い単一の金額 or 複数のCFを発生確率で加重平均した金額★
- 含める支出:直接要する支出+処分に至るまでの支出(保管・管理など)
- 割引率=貨幣の時間価値を反映した無リスクの税引前の利率★
- ②🏢 資産計上:負債の計上額と同額を、関連する有形固定資産の帳簿価額に加える★(7項)
- ③📆 毎期:除去費用は減価償却を通じて残存耐用年数にわたり費用配分(7項)
- 時の経過による調整額=期首の負債の帳簿価額×当初負債計上時の割引率★、発生時の費用(9項)
🔁 見積りの変更・特殊ケース
- ✏️ 重要な見積りの変更=調整額を、負債と資産の帳簿価額に加減(10項)。法令の改正等で新たに発生した場合も同様
- 📈 CFが増加=その時点の割引率 / 📉 減少=負債計上時の割引率 / 特定できない=加重平均(11項)
- 🔄 使用の都度発生=各期に資産計上し、残存耐用年数にわたり費用配分。または、同一の期間に資産計上額と同額を費用処理も可(8項)
- 🏠 敷金が資産計上されている場合(適用指針9項):負債計上・資産計上に代え、回収が最終的に見込めない額のうち当期の負担を費用計上できる
- 🧩 複数の資産で構成:一括して見積り、主たる資産の帳簿価額に加える(適用指針6・7項)
📊 表示・注記
- 🧾 B/S:固定負債。ただし1年以内に履行が見込まれるなら流動負債(12項)
- 📉 P/L:費用配分額・時の経過による調整額は、減価償却費と同じ区分(13・14項)。履行時の差額は、原則として費用配分額と同じ区分(15項)
- 📝 注記5項目:①簡潔な説明 ②見込期間・割引率等 ③増減内容 ④見積り変更の概要・影響額 ⑤見積れない旨・理由(16項)
- 💸 CF計算書:履行の支出は投資活動(適用指針12項)。重要な計上は重要な非資金取引として注記(13項)
💡 理由・論述(意見書)★
- 🎯 会計処理の目的(H29(2)):有形固定資産の除去に関する将来の負担を財務諸表に反映させることが、投資情報として役立つ(22・28項)
- 🏷️ 引当金処理の意義(R5(2)④):除去サービスの費消を使用に応じて各期に費用配分し、それに対応する金額を負債として認識する考え方(32項)
- ⚠️ 問題点:除去に必要な金額が貸借対照表に計上されず、負債計上が不十分(34項)
- ⚖️ 資産負債の両建処理(R5(2)③):負債計上額と同額を取得原価に反映(7項の処理)
- 根拠:投資について回収すべき額を引き上げ、付随費用と同様に扱う(41項)/ 引当金処理を包摂/コンバージェンスにも資する(34項)
- 🔑 無リスクの割引率の理由(R5(2)⑤、40項):①退職給付債務でも無リスク ②信用リスクが高い企業ほど負債が少なくなるのは財政状態を適切に示さない ③自らの不履行の可能性を前提とする処理は不適当。また、明示的な金利CFを含まない債務なので、退職給付債務と同様に無リスクが整合的
🌟 ひとことで言うと
使ったあとの片づけ代は、割引価値で負債に載せ、同額を資産に足して、減価償却で費用にする。負債は毎期ふくらむ分を費用にして、最後は見積りの額になる。
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1992年生まれ。3人目の育休中。
初めて不動産投資をするときにつまづくことが多く、当時知りたかったことをまとめています。最近は不動産鑑定士の勉強についての記事ばかりです。ドメイン分ければ良かったか・・・。


