こんにちは。収益用の区分マンションや戸建てを所有している藤本紗帆です。
不動産投資用の物件、なかなか見つからないですよね。
私もこれだ!と思えた物件を買うまでに2年はかかりました。
相場より安く買うのは、一朝一夕では無理です。
優良物件の探し方
優良物件とは相場より安く、入居者がつきやすい物件です。
いくら安くても、嫌悪施設が近いなど、家賃を大幅に下げなければ入居者がつかない物件は避けたほうがいいです。
まずは相場を知ること、そして物件の周辺環境を知ることが重要です。
大前提:基本は自分で探す
世の中には
- 不動産仲介会社
- 不動産投資会社
- 不動産コンサルタント
など、様々な業者やセミナーなどがありますが、基本的にそういったところで優良物件は紹介されません。
優良物件は初心者に紹介する前に売れてしまうものだからです。
物件探しや融資付けなど、間に業者を入れれば、利益が上乗せされます。
手間暇を惜しんだ分、自分の儲けが減ってしまいます。
投資は自己責任ですし、必ず自分で探すようにしましょう。
川上物件ってあるの?
不動産会社は物件を表に出す前に、各営業マンが懇意にしている投資家へ声をかけます。
こういった自分の顧客だけに流す情報を、いわゆるクローズの情報、川上情報、未公開情報などといいます。
こういった物件を紹介されるのは、何度も取引をするようになってからです。
そもそも、ポータルサイトの物件で儲けられない投資家は未公開の物件を紹介されても儲けられません。(判断力がないので)
物件検索サイトにも掘り出し物はある!
優良物件はサイトに掲載される前に他の投資家に紹介されて売れてしまうのでは?と思うかもしれません。
しかし、販売力のない不動産業者が元付けでポータルサイトに出していることがあります。
なぜかといえば、不動産業者とひとくちに言っても以下のように各社によって得意不得意があるためです。
- 商業ビルなどを扱う会社
- 店舗の賃貸を扱う会社
- 営業エリア外の会社
- 売買仲介ではなく賃貸仲介や管理が中心の会社
売主がたまたま家の近くの会社や管理をお願いしている会社に売却を依頼することがあります。
他にも、地元密着の会社なのに、「昔、投資用に買った東京の区分マンションを売りたい」
といった遠方の物件の売却を受けることもあります。
そういった会社は売買が専門でないため、投資家などの顧客がおらず、ポータルサイトで告知するしかありません。
そのため、ポータルサイトの情報が一概に「売れ残りばかり」「割高な物件ばかり」とは言い切れません。
物件検索サイトで探す
初心者でも中級者でも、物件を探す方法は毎日物件検索サイトを見ることです。
毎日ポータルサイトをチェックしていると、1年に1回くらいではありますが、いい物件が出たときに即座に「これだ! 」と判断ができます。
最低でも半年~1年は毎日見る習慣をつけます。
オススメの物件検索サイト
オススメの物件検索サイトを紹介します。
正直、超優良物件はアットホームだと思うのでアットホームだけ見ていれば問題ないと思います。
アットホーム
アットホームは掘り出し物件が出る確率が一番高いサイトです。
新規物件の反映が1時間程度と早いです。
一瞬でなくなる優良物件を取得するために必ず見ておくべきサイトです。
もちろんいい物件はすぐに売れてサイトから消えてしまいますので、早いもの勝ちです。
SUUMO
SUUMOは物件の掲載数が一番多いサイトです。
不動産業者が掲載するための広告料は高いですが、マイホームを探す人が一番見るサイトでもあります。
相場感を養うためにも毎日チェックしています。
ホームズ
ホームズはSUUMOやアットホームよりも掲載物件は少ないです。
しかし、広告料の安さから稀にホームズだけで載せているという業者があるので要チェックです。
イメージはダークホース的な存在です。
ニフティ不動産、OCN不動産、goo不動産
ニフティ不動産、OCN不動産、goo不動産は有名な不動産サイトをまとめて一括検索できます。
情報の反映が遅いのでスピード勝負には勝てませんが、相場を掴むのには便利かもしれません。
ちなみに、ヤフー不動産の物件数は他のサイトの7分の1くらいと少なく、SUUMOと情報がかぶっていることも多いです。
不動産ジャパン
不動産ジャパンは後述するレインズとほぼ同じ情報を見ることができます。
不動産ジャパンでしか見られない物件もありますが、掘り出し物件はありません。
楽街、健美家
一般の人向けではなく、投資家が売りに出していることがメインです。
区分や戸建てを探すのなら使わなくてもいいサイトだと思います。
「レインズ」って何?
「レインズ」とは、不動産業者が使用する物件管理システムです。
再建築不可などの情報は隠さずに載せており、終了した物件は速やかに削除されるなど、ポータルサイトよりも情報が正確です。
不便なことに、レインズは実際に不動産業者を訪問しなければ見ることができません。
ただ、レインズは業法に違反しなしギリギリのタイミングまで掲載しないことも多いです。
優良物件は、レインズに掲載される前にポータルサイト経由で売れてしまいます。
業者としては片手仲介よりも両手仲介としたほうが美味しいため、レインズですぐに他の不動産業者に知らせることをしないのです。
掲載反映のタイムラグ
優良物件は掲載後すぐに売れることもあります。
各ポータルサイト等の掲載反映は早い順に
- 各社のHP(大手等)
- アットホーム、SUUMO、ホームズなどのポータルサイト
- ニフティ不動産、OCN不動産などのポータルサイトのまとめサイト
- レインズ、不動産ジャパン
のようになっています。
2にYahoo!不動産も入りますが、物件数はとても少ないです。
ポータルサイトのイメージをまとめると以下の表の通りです。
基本はアットホーム、SUUMO、ホームズを毎日チェックしておけばOKです。
気になる物件を見つけたら
気になる物件を見つけたら、まずはストリートビューなどを活用して物件を調べてから、問い合わせるようにします。
元付けの不動産会社に連絡
不動産会社は、
- 付き合いがある会社
- 地元で有名な会社
ではなく、売主から売却を依頼されている不動産会社、すなわち元付(もとづけ)の業者に連絡をするのがベストです。
元付会社は
- 仲介手数料が売主からも買主からも貰えるので必死に売ろうとする
- 売主と直接やりとりをしているので、売主側の事情をよく知っている→指値が通りやすい
というメリットがあります。
元付け会社の探し方はこちらの記事で解説しています。▼
ただし、客付業者などから得た情報から元付業者を割り出して、元付業者へアタックするのが業界のタブーです。
土地値と周辺の家賃相場を調べる
物件を見学する前に、土地値段や家賃相場を調べておきましょう。
土地値
「土地値」は資産性の指標になります。
土地だけでいくらの値段で売れるのかも確認しましょう。
土地値チェック方法についてはこちらの記事で解説しています▼
家賃相場
いくらで貸せるのかをざっと考えて、周辺地域の家賃相場をSUUMOなどで調べておきましょう。
近隣に募集している賃貸(ライバル)が多くないかもチェックしましょう。
賃貸スカウターというサイトは空室期間も併せて確認することができます。
不動産会社に問い合わせて見学予約
物件検索サイトが便利なのは、物件を探せるからというだけではありません。
掲載している不動産会社が何を強みにしているのか、どれくらいの規模の会社なのか、あらかじめホームページを参照しておきましょう。
物件見学のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。▼
まとめ:優良物件は地道にインターネットで探す!
初心者は地道にポータルサイトを見続けるしかありません。
私は1年探して、戸建てはあきらめて最初は区分マンションからスタートしました。▼
それからまた1年後、1年半後には、ずっと狙っていた戸建てを続けて買うことができました。
(ポータルサイトを見る習慣がついていたので、スピード勝負に勝つことができました。)
読んでいただきありがとうございました!
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