和室を洋室にしたリフォーム実例:費用は6畳で32万円

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こんにちは!戸建て投資をしている藤本紗帆です。

和室の洋室化を大工さんと内装屋さんにお願いしたら、6畳で32万円かかりました!

この記事では和室の洋室化の手順や費用について解説します。

和室を洋室にする基礎知識

和室を洋室にするための基礎知識を紹介します。

床は大工工事が必要

下の写真は畳を撤去したときの床の状態です。

この上からクッションフロアを貼ったらいいのでは?と一瞬思いますが、

押し入れや廊下のところに大きな段差があります。

そのため、角材合板で新たに床をつくり、段差をなくします。

電動ノコギリもいりますし、DIYは初心者には難しいところです。

そのため、大工さんを探してお願いすることになります。

大工さんや職人さんの探し方はこちらの記事で解説しています。▼

壁の仕上げは大壁or真壁

古い戸建ての和室は真壁(しんかべ)が多いです。

真壁とは、柱が見えるタイプの部屋です。

真壁(しんかべ)

賃貸戸建ての洋室化は安く済む真壁仕上げで十分だと思います。

大壁にしたからといって、家賃がそんなに上がるわけではないので・・・。

ただ、私が住んでいる賃貸マンションの和室は、柱が見えない大壁です。

同じ和室でも、大壁のほうがスッキリはしています。

砂壁にクロスは難しい

和室の砂壁にそのままクロスを貼るのは難しいです。

慣れたDIYヤーは砂壁全面をパテでならして壁紙を貼っています

ただ、その方法はクロス屋さんに聞くと剥がれやすくなるためオススメしないそうです。

そのため、先に壁にベニヤを打つか、(真壁仕上げ

間柱と石膏ボードで壁をつくります。(大壁仕上げ

壁紙のDIYについてはこちらの記事でも解説しています。▼

洋室化の手順

和室の洋室化の手順は以下の通りです。

  1. 畳の処分
  2. 電気工事(スイッチを増設する場合)
  3. 大工工事
  4. 木部塗装(窓枠など)
  5. 内装工事(クロス、クッションフロア、ソフト巾木)

2の電気工事と、4の塗装だけDIYして、それ以外は外注しました。

まず畳を処分

最初は畳の処分です。

ジモティーに掲載したら無料で引き取ってくれる人がいると聞いたことがあったので、掲載してみました。

しかし、1週間以上、何の反応もなく、あきらめました。

そこで、和室のままにしておく部屋の表替えのついでに、近所の畳屋さんに1枚1500円(+税)で処分を依頼しました。

さすがプロの技で、2人で畳14.5枚を10分未満で回収し、風のように去っていきました・・・。

自分で自治体の処分場に運べば1枚300円〜など、もっと安く済みます。

残置物の処分を不用品回収業者に依頼したので、ついでに畳のことも聞けば良かったなと思います。

詳しくはこちらの記事で解説しています。▼

スイッチをつくるための電気工事

和室は壁にスイッチがついていないことが多いです。

(ひもで引っ張るタイプの電灯)

夫は電気工事士の資格を持っているので、大工さんに入ってもらう前に、スイッチを増設しました。

電気工事士の資格についてはコチラの記事で解説しています。▼

天井や壁の穴を開けて、内部にケーブルを通します。

雨漏りのあとがあった天井はウエハースのようにモロモロでした。

屋根の修繕に関してはこちらの記事で解説しています。▼

開けた穴は、大工さんに綺麗に埋めてもらいました。

大工さんの工事

畳を処分して電気工事を終えたら、次は大工さんに入ってもらいました。

壁の仕上げ方を大壁真壁にするか迷いましたが、

  • 柱がかなり汚く、塗装するのが面倒
  • 今後壁紙をDIYするときも大壁のほうが楽そう
  • 真壁仕上げに使うベニヤの値段が高騰していて、大壁とそこまで値段が変わらない

といった理由で、和室は大壁で仕上げてもらうよう大工さんにお願いしました。

大壁の工事の最中

ちなみに、廊下の木部はそこまで汚れておらず、塗装の必要はないと思ったので、真壁仕上げにしました。

下の写真が施工前の廊下です。繊維壁がめちゃくちゃ汚かったです。

汚れた砂壁

次が大工さんがベニヤ板をはったときの写真です。

柱のあいだにベニヤ板

クロス屋さんが入ったあとが次の写真です。(天井はそのまま)

真壁仕上げ

2階の廊下の壁だけで、大工さん4万円+クロス施工2.5万円です。

内装屋さんの工事

一般的な和室リフォームは、以下の例のように、大工さんか内装屋さんに一括発注します。

  • 大工さん内装屋さんを手配する
  • 内装屋さん大工さんを手配する

私は大工さん内装屋さんをそれぞれ探して、分離発注しました。

後から内装屋さんに、「知り合いの大工がみんな手空いてなかったから、そっちで手配してもらって助かった。」と言われました。

ちなみに、大工さんの腕がいいと内装屋さんは助かるそうです。

和室を洋室化

ふすまも壁紙を貼ってもらい、ソフト巾木もはってもらいました。

別の部屋ですが、大壁仕上げにすると壁が前に出る分、開き戸タイプの押入れは開かなくなるので、

大工さんから「内装屋さんに削ってもらって」と言われたので、お願いして削ってもらいました。

ふすまは内装屋さんのお父さん(もともと表具屋さん)が担当したらしいですが、

ふすまの周りも塗装してくれて、取っ手も交換してくれていました。

ただ、黒っぽい塗装で四角の取っ手になっていたので、忍者屋敷みたいです。(泣)

次からはナチュラルな木の色でリクエストしようと思いました。

忍者屋敷のようなふすま

部屋の引き戸も変更

洋室化した部屋へ入る引き戸は、普通のふすまならクロスを貼るだけでも良いと思います。

今回は変に和風なデザインだったのと、裏が蹴破られてボロボロだったので交換することにしました。

変に和風なふすま(裏は蹴破られている)

楽天の「和室リフォーム本舗」で注文することにしました。

古い家は傾いていることが多いですが、底の左右の戸車で調整できます。

見積もりに来てもらう必要もなく、料金は一律で19,980円なので良心的だと思います。

詳しくはこちらの記事で解説しています。▼

費用は6畳で32万円

こちらが大工さんの見積書です。

Twitterで大工さんやベテラン大家さんからたくさんコメントを頂きました。

これくらいの見積もりで、高くはなく、妥当だという意見が多かったです。

こちらが見積書の2枚目です。

ここでは、2階6畳和室の費用のみ、まとめます。

下地づくりで22万円(妥当)

6畳の和室の洋室化(大壁仕上げ)にかかった費用は、以下の通りです。

  数量 単価 合計
天井下地 9.4 3,000円/㎡ 28,200円
床下地 9.4 6,000円/㎡ 56,400円
壁下地 22.7 3,500円/㎡ 79,450円
見切り縁   1式 18,000円
諸経費     20,000円
税金     20,205円
合計(端数切り捨て) 約222,000円

見切り縁とは、窓枠のところで石膏ボードの断面を隠す?ものです。

そのため、窓の数や大きさによって値段が変わるところです。

大工工事が終わってから、DIYで窓枠を塗装をしました。

木部塗装についてはこちらの記事で解説しています。▼

内装仕上げで約10万円(高め)

内装やさんの見積もりをまとめると以下の通りです。こちらは税込です。

  数量 単価 合計
天井クロス 12 1,100円/m 13,200円
壁クロス 28 1,100円/m 30,800円
床CF 9.8 3,520/㎡ 34,496円
ふすま張り替え 2 5,500円/枚 11,000円
ソフト巾木 10 770円/枚 7,700円
合計(端数切り捨て) 約97,000円

この内装屋さんの費用は相場より高いです。

ただ、クロスの剥がし方や貼り方をレクチャーしてくれるとのことで、お願いすることにしました。

道具も貸してくれて、手とり足取り教えてもらいました。

もともとお父さんが表具屋さんで、2人ともめちゃくちゃおしゃべりで、障子の剥がし方も教えてもらいました。

詳しくはこちらの記事で解説しています。▼

「次からDIYするときは壁紙にのりつけとくわ」と言ってくださったり、本当にいい人に出会えてラッキーでした。

かなり技術が高く、(住んでいる賃貸マンションと全然違う!)そりゃ値段も高いかな、と納得です。

ただ、賃貸住宅にはオーバースペックな職人さんなのかな〜と思ったので、

次回は違う職人さんを探そうかな・・・と思います。

まとめ

6畳の和室の洋室化は、

  • 大工工事(大壁仕上げ)22万円
  • クロス・CFで10万円

合計は約32万円でした。

(追記:畳の処分1枚1650円✖️6=9,900円も入れると、33万円です。)

正直、リフォーム費用かけすぎです・・・。

  • 真壁仕上げにする
  • 単価の安い内装屋さんを探す
  • 砂壁に自分で漆喰を塗る

など、工夫したらもっと安くできたと思います。

砂壁のDIYはこちらの記事で解説しています。▼

分離発注をするときは、職人さんに迷惑をかけないよう、リフォームの順番に注意しましょう。

分離発注の方法や注意点についてはこちらの記事で紹介しています。▼

リフォーム業者を探すならホームプロというサイトも便利です。

読んで頂きありがとうございました!

この記事を書いた人:藤本紗帆

1992年生まれで、次女の育休が明けて時短勤務中です。

初めて不動産投資をするときにつまづくことが多く、当時知りたかったことをこのブログ(はじふど)でまとめています。

電子書籍も出しています。▼

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