不動産鑑定士独学で使用したテキスト

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こんにちは。今年の不動産鑑定士の試験に独学でチャレンジしました。

短答は受かりました。論文に受かったかはまだわかりませんが・・・。

使用したテキストと試験の所感をまとめます。

独学の人に参考になると思います。

鑑定理論:不動産鑑定評価基準の解説書

鑑定理論は主に「不動産鑑定評価基準の解説書」をテキストとして使用しました。

(最初に「要説」を図書館で借りましたがすぐに挫折しました。)

まず基準を印刷し、過去問によく使われるフレーズなどを書き込みながら勉強しました。

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鑑定理論の要点整理」という本は、図書館で借りたもので、語呂合わせなどが役立ち、本番で活かせました。↓

R7出題:一般的要因のうち社会的要因は「きょうとふかじんけんじょうせい」

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モバイル鑑定評価基準はレックのサイトで秋頃購入しましたが、隙間時間に便利でもっと早く買っておけばよかったです。

過去問は、ピンクの古いものと、新しいもの、絶対に両方必要です。

ピンクのほうしか手が回っておらず、試験直前に新しいほうを見たら各論第3章が出ていて、大慌てで勉強しました。

本番は、暗記の精度が低く、まずまずの出来だと思います・・・。

演習:過去問のみ

演習は過去問をやるのみです。

本番では、直前に見た新規賃料が出て、迷わず最後まで書けました。

配分率の位置別効用比等、凡ミスもしていますが。

民法:伊藤塾 呉明植 基礎本シリーズ

正直、民法は過去問以外に絶対にこれ!というテキストがないです。

それでも何か選んでオススメするなら、

伊藤塾 呉明植 基礎本シリーズ」でしょうか。

内容を網羅していますが、初学者には通して読むのは苦痛でした。

過去問は図書館で借りました

物権法のほうはもはや通して読んでいません。

過去問を読むときに辞書的に使っていました

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民法は過去問を読めるようになるまでかなり時間がかかり、図書館で色んな入門本を借りて読みました。

図書館で借りた本
図書館で借りた本

民法はいくらやっても伸びる気がせず、精神的につらかったです。

ブレイクスルーしたきっかけは、R6の民法のレックの模範解答を見てからです。

タックの解答は書けそうにないけど、レックの解答なら書けそう、と思ったのがきっかけです。

大学受験のとき国語の先生の「答えは本文中にある、自分で勝手に想像してつくるな」という言葉を思い出しました。

条文中に答えがあるので、それをなぞればいいんだ!と気づき一安心しました。

そのおかげか、本番では迷いなく解答用紙の最後まで書けました。

(読み込み不足でミスしたところもありますが・・・。)

経済学:らくらく入門シリーズ

経済学の勉強で使い込んだのは「らくらく経済学入門」シリーズです。

これが一番わかりやすかったです。

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ただ、内容を完全に網羅しているかというとそうでもないです。

最近のマクロの問題をこのテキストだけで解ける気がしないです・・・。

何か買うとしたら、他の人が薦めている速習!のシリーズを買うと思います。

↑勉強の初期に図書館で借りて一読しましたが、らくらくシリーズのほうが自分的にはわかりやすかったです。

経済学の入門本も図書館で全て借りましたが、入門書として良かったのはこちらの本です。↓

大学で履修する入門経済学が1日でつかめる本

初学者にも、この本が読みやすくてわかりやすく、一番オススメできます。

こちらも図書館

勉強にかなり時間割きましたし、得意科目にしたかった割には本番では全然でした・・・。

会計学:(税理士)財務諸表論の教科書&問題集5

会計学は色々な本に手を出しましたが、一番オススメなのは「みんなが欲しかった!税理士  財務諸表論の教科書&問題集5」です。

問題がたくさんあって、後ろに会計基準などもあるし、非常に便利。

どれか1冊を選ぶなら絶対これで、独学者には必須の1冊だと思います。

色々借りました

図書館で借りた「財務会計講義」なども辞書的に使っていました。

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この本は名著だと感じます。ロングセラーなのも頷けます。

あとは、「会計ノーツ」というサイト内でキーワード検索して記事を読んだりもしました。

会計学の入門本も大体読みましたが、初学者にオススメの入門本は「会計のことが面白いほどわかる本」です。

資本のややこしい言葉が出てくる難しいところはこの本に助けられました。

本番ではヤマを貼っていた減損会計が出て良かったです。

短答:過去問など

短答は以下の写真のものを使用。

鑑定理論は3年分くらいしかしていませんが・・・。

やりこんだのは行政法規の過去問で、テキストはまあイマイチかな、という感想です。

まとめ

最後まであきらめなかったら合格できる

この言葉に何度も支えられ、なんとか1年5か月、走り切りました。

今は灰のようになっています。

鑑定士の勉強はやる人が少ないからか、図書館の本が借り放題で良かったです。

(宅建やFP、簿記などのテキストは順番待ちだったりする)

経済学は1円もかけていません。これで受かったらコスパが良すぎる・・・。

図書館とメルカリに感謝です。

読んで頂きありがとうございました!

この記事を書いた人:藤本紗帆

1992年生まれで、次女の育休が明けて時短勤務中です。

初めて不動産投資をするときにつまづくことが多く、当時知りたかったことをこのブログ(はじふど)でまとめています。

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