大家は家賃保証会社を利用しましょう。
この記事では家賃保証会社について紹介します。
家賃保証会社を利用しよう
家賃保証会社は、入居者が何らかの事情により家賃が払えなくなったとき、入居者に代わって家賃を立て替え払いしてくれます。
以前は連帯保証人を立てることが多かったですが、代わりに家賃保証会社を利用するのが主流になっています。
家賃に応じた保証料を入居者が支払うことになり、大家の出費にはなりません。
家賃滞納者が出た際は、家賃保証会社の顧問弁護士が訴訟してくれます。
訴訟を提起して退去させるまでには多くの時間や費用が必要となりますが、すべて保証会社負担でやってもらえます。
家賃保証会社の売上ベスト4
家賃保証会社の売り上げの上位4社は以下の通りです。
社名 | 設立時期 | |
1位 | 全保連 | 2001年 |
2位 | 日本セーフティー | 1997年 |
3位 | 日本賃貸保証(JID) | 1995年 |
4位 | 株式会社Casa | 2008年 |
上記の4社の中から選択しておけば規模的に倒産する可能性は低いと思います。
基本的に大手の家賃保証会社は管理会社経由でないと契約できません。
自主管理をする場合はCasaを利用するのがオススメです。
家賃保証会社の分類
家賃保証会社は団体系・独立系・信販系のように分類できます。
団体系は「LCC」や「LGO」など、家賃保証会社が集まって情報の共有を図っている組織です。
独立系は審査が通りやすい「フォーシーズ」など、どこにも属していない家賃保証会社で、他社で事故を起こしていても情報が入ってこない場合もあるようです。
信販系は「アプラス」「エポスカード」「ジャックス」「オリエントコーポレーション」「セゾン」などクレジットカードを発行するような会社です。
自主管理の場合はCasa
Casaの「家主ダイレクト」では、不動産会社を通さなくても、オーナー自ら利用することができます。

初めて利用するとき、わけがわからなくて電話で質問攻めにしてしまいましたが、丁寧に対応してくれました。
仲介会社にCasaを利用することを伝えておく
入居者が見つかったら、入居者にCasaに提出する書類を記入してもらうよう、仲介会社に頼んでおきます。
その書類を大家がCasaに送付します。審査の結果は次の日でした。
毎月27日に借主から保証会社に家賃が入金されて、月の最終日に大家の振り込み口座へ家賃が入ります。
家賃に関しては3月末からの入居で
- 3〜4月の家賃は客付け業者経由
- 5月分の家賃からCasa経由(初回は4月末入金)
となりました。
家賃は「リコーリース」から支払われる
家賃振り込み口座には「リコーリース」という会社から入金されます。
私の家賃振り込み口座の明細です。↓

え?Casaじゃないの?と調べてみると、以下のような仕組みになっているようです。
- Casaが借主と保証委託契約を結ぶ
- 株式会社リコーリースが家賃の集金を代行して、大家に支払う。
- 家賃支払いがない場合には、振替不能分をCasaがリコーリースに支払う
「家主ダイレクト」は株式会社Casaと株式会社リコーリースの共同商品らしいです。
管理会社を通す場合の注意点
管理会社を通して家賃保証会社を使う場合の注意点です。
初回の保証料を値段交渉するのもアリ
管理会社や仲介業者は、家賃保証会社を使って入居させると、大抵キックバックをもらえます。
そのため、保証料が高いために入居者が入居を躊躇している場合は、管理会社に初回の保証料について値段交渉をしてみましょう。
管理会社を変えるときに移行できない保証会社もある
管理会社を変更する場合、すでに契約を移行できない家賃保証会社もあります。
また、管理会社を変更するときに家賃保証を家主の許可なく解約してしまう管理会社もあるようです。
管理会社を変更するときは注意するようにしましょう。
まとめ
家賃保証会社の利用率は年々増えています。
安定経営のためにも、入居者には必ず加入してもらうようにしましょう。
この記事は以下の書籍を参考にしました。▼
税金の知識が非常に参考になったのでオススメです。
読んでいただきありがとうございました。