【壁紙DIYの基礎知識】壁紙の種類・下地の調整・必要な道具

壁紙DIYは初心者でもチャレンジができて、とてもコスパがいいです。

この記事では、壁紙DIYに必要な基礎知識(壁紙の種類下地の種類必要な道具など)を紹介します!

壁紙の種類

壁紙の素材には水拭きできるビニール製、風合いのよい紙製と布製がありますが、最も多く使われているのは表面がビニール素材でつくられたビニールクロスです。

汚れに強く、多用されているので他の壁紙に比べてリーズナブルなのも特長です。

壁紙のイラスト
一般的なサイズは幅92cmで長さ5m,10,15,30mのロール巻きで販売されています。

貼り方による分類

基本的に貼り方の種類によって難易度が異なり、作業上の特徴があります。

再湿壁紙

切手のように裏に水をつけてのりを戻してから張る、一般的な壁紙です。

水をたっぷり塗って、紙が伸びるのを待ってから張るとシワが出ずに上手く張れます。

生のり壁紙

ビニール製の壁紙が中心です。裏に生のりが塗られており、フィルムをはがしながら張ります。

シワが寄ってきたら張り直しができるので簡単に美しく仕上がります。

ホームセンターの店頭で柄と必要量を注文すると配達されてくるオーダー製の壁紙ですが、店頭で買えるビニールパックされた商品もあります。

のりなし壁紙

裏側は紙のままで、風合いのよい紙製や織物製に多いタイプです。

裏に壁紙用のりを塗ってから張るため手間がかかります。

壁紙の中では上級者向きになりますが、張りたいときに張りたい分を自分のペースで作業できるメリットがあります。

粘着壁紙(シール壁紙)

裏打ち紙に粘着剤がついており、手軽なシール式でスピーディに仕上げることができます。

再湿タイプやのりなしタイプのように壁紙を広げて水やのりを塗るスペースがなくても作業ができます。

裏紙をはがしながら張りますが、シワや空気が入ったり曲がってしまった場合の張り直しは困難です。

初心者は生のりタイプがオススメ

壁紙のコストと難易度比較表です。

  6畳あたり(30m)のコスト 作業の難易度
再湿壁紙 18,000円 やや易
生のり壁紙 20,000円
のりなし壁紙 32,000円 やや難
粘着壁紙 25,000円

初めて壁紙張りに挑戦するのなら生のりタイプがオススメです。

  • のりを別に購入
  • のりを壁紙にローラーで塗り付ける
  • ローラーや容器を洗う

という工程が省けるので時間短縮になります。

差がつく下地調整術

壁のリフォームにおいて下地調整は非常に重要です。

「下地(と養生)8割、塗り2割」とよくいわれますが大げさではなく、下地状態で仕上がりの成否が決まります。

壁の種類によって作業が異なります。

下地による工程の違い

壁紙の壁

  1. 壁紙をはがす
  2. 残った裏紙をはがす
  3. 凸凹があればパテで埋めてサンドペーパーでサンディング

※表層だけをはがして残った裏紙を下地にできますが、壁自体が出ているようなら事前に平らになるよう下処理をします。

壁紙をはがしたところ

和風壁(土壁・砂壁・繊維壁)

  1. はがれかかっている部分の壁材をはつる
  2. はつった部分や亀裂をパテで埋め、凹凸をならす
  3. シーラー処理→あとで解説
  4. 下地押さえ紙を張る→あとで解説

ベニヤ板を壁に打ちつけて下地を作ってもいいですが、費用がかかります。

土壁

化粧合板(化粧ベニヤ)の壁

  1. 汚れを落とし、合板が浮いているときはクギで固定する
  2. 合板の合わせ目の溝をパテで埋める
  3. サンドペーパーでサンディング
  4. プラスチック用プライマー(下塗り剤)を塗る
年季の入った化粧ベニヤ

ペンキ塗装のモルタル壁

  1. 汚れ・浮いているペンキを落とす
  2. 凹みをパテで補修
  3. サンドペーパーでサンディング
  4. シーラー処理

下地処理のテクニック

壁紙の場合

壁紙をはがす

壁紙と壁紙のつなぎ目があるので目を凝らして探してみてください。

つなぎ目にカッターで切り込みを入れ、少し持ち上げて引っぱってみて、スルスルはがれるようならそのままはがします。

はがれにくい場合は、ワイヤーブラシなどで表面にキズをつけてから、スポンジで水を含ませ、濡らしてからはがすとはがれやすいです。

壁紙は、裏紙を残してきれいに剥がすことが大切です。

壁の凸凹を裏紙がカバーして平になるので、その上から新しい壁紙を貼った時に綺麗な仕上がりになります。

古ければ古いほど固着してしまい、裏紙ごと剥がれてしまうこともよくありますので、神経質にならなくてOK
裏紙が残ったら取り除く

壁紙をはがしたときに、裏紙がきれいに壁と密着している場合はその上から施工できます。

一部が浮き上がったり、残ってしまった裏紙は邪魔物です。

そのまま施工すると塗料や壁紙は密着できなくなってしまうので、スクレーバー皮スキなどを使ってこそげ取ります。

和風壁の場合

シーラーを塗る

砂壁などの和風壁は、吸水性がある上に表面もはがれやすいので、塗料も壁紙を張ることも難しいです。

シーラーは、そんな下地を固めて塗装を可能にする下塗り剤です。

耐久性も出て、木のアクなどが染み出るのも防いできれます。

シーラーの塗り方は、ペンキなどの塗料と同じです。

狭い端の部分はハケを使い、広い面はローラーで塗ります。

室内では水性を使います。

粘りがなく垂れやすいので注意が必要です。

下地押さえ紙を張る

砂壁繊維壁など凸凹した面や化粧合板などのツルツルした面に壁紙を張る場合、そのままではどちらも壁紙が下地と密着できず強度が落ちる可能性があります。

そんなときは、下地押さえ紙を張ってから壁紙を張ると、密着度を高めることができます。

パテで凹凸をならす

和風壁のような凹凸のある壁に壁紙を張る場合、下地押さえ紙を張る方法もありますが、さらに確実なのはヘラを使ってパテで壁の凹凸をならす方法です。

パテで穴や亀裂を埋める

下地となる壁面に大きな穴や亀裂が入っていたら、仕上がりに響かないように補修剤で埋めておきます。

補修剤は、亀裂の穴の大きさや深さ、材質に合ったものを選びます。

一般的には穴埋め用パテパテ付け用ネットテープが便利です。

サンドペーパーをかける

サンドペーパー(紙やすり)はいろいろな場面で役立ちます。

凹凸やザラザラな面をなめらかにすることもできれば、化粧合板のようなツルツルすぎる表面に細かいキズをつけて、塗料や接着剤がよくくっつくようにすることもできます。

サンドペーパーは#100程度のものを用意します。

直接手で持つと作業しづらく、平らに削りにくいので、サンダーと呼ばれるホルダーを併用します。

壁紙を張るために必要な道具

基本的な道具

写真の左上から

  1. 撫でバケ(撫でべラ):空気を抜く
  2. カット定規(地ベラ):壁におしつけて余分な部分をカットする
  3. へら:コーナーや柱、巾木などに沿って壁紙に密着させ折り目をつける
  4. ローラー:はがれやすい継ぎ目を押さえつける
  5. カッター:小型のカッターが使いやすい
  6. カッター替刃:刃をこまめに折らないと、壁紙を破いてしまいます
  7. スポンジ:のりがつくと仕上がりが汚くなるので、すぐに拭き取る(濡れ雑巾でも可)
撫でバケは上から下、左から右に動かす

壁紙はマイハーズ・マーケットで購入するのがオススメですが、壁紙を貼る道具は脚立も含め、マイハーズ・マーケットでレンタルすることも可能です。

撫でべラを壁の端に押し付けてカッターで切る
はがれやすい継ぎ目はローラーでしっかり抑える

その他必要な道具

  • 脚立
  • メジャー
  • はさみ(壁に貼る前の壁紙をカット)
  • コインと画鋲をつけた糸・ペン(壁に印をつける)
  • プルーシートや新聞紙(床にのりがつくと汚くなるため作業時にひく)
  • 刃折処理器(カッターの刃を折る)
  • ドライバー(カーテンレールやコンセントカバーをはずす)

ネジを回すのに手首が疲れるので電動ドライバーがあると便利です。

また、壁紙を1〜2枚貼ったらカッターの刃はすぐに折ったほうがいいため、刃折処理器があると便利で安全です。

また、壁紙を貼る作業の最後に、剥がれ止めや美観のためにコーキング剤を準備するといいです。

万が一壁紙を破ってしまった際に修理に使うことができます。

コーキング剤が付属している壁紙もあります。)

まとめ:壁紙DIYにチャレンジしよう!

壁紙のDIYができれば、業者に頼んだときの5分の1程度の費用で済みます。

また、意外にも難しくなく初心者でもチャレンジしやすいです。

DIYに関してもっと知りたい!という人はこの本がオススメです↓。

壁を抜いたりなど、なんでも自分でできるんだ!とびっくりしました。

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