入居者が決まると、最後の仕事はカギ交換です。
カギ交換を外注すると刻みキーだと約2万円、ディンプルキーだと4~5万円ほどかかります。
しかし、自分でやると部品代の5,000円〜1万円程度でできます!
ドライバーさえあれば10分ほどでできます。
今回の記事では、おすすめのシリンダーや交換方法について紹介します。
鍵の基本
刻みキーとディンプルキーの違い
刻みキー:ギザギザ

最も一般的な鍵のタイプで、片面のみギザギザになっている片刻みキーと両面がギザギザの両刻みキーがあります。
ディンプルキー:でこぼこの窪みがある

鍵の表面にはデコボコとした窪みがあり、鍵先の丸い物が多いです。防犯性が高い鍵となります。
ディンプルキーのメリットは以下の通りです。
- ピッキングされにくい
- 複製されにくい
デメリットは、交換費用や合鍵の作成費用が刻みキーよりも高額になることです。
賃貸住宅はディンプルキーに交換しよう
防犯性の高いディンプルキーへの交換は入居者への安心感をアピールすることができます。
業者に外注することもできますが、ドライバーさえあれば自分でも交換できます。
カギ交換の手順
ドアの側面を見て、鍵の型番をチェック
現在使用している鍵のメーカー名と品番(刻印)を調べます。
メーカーや型番は、ドアの側面から見て確認しましょう。
メジャーな鍵のメーカーはMIWAやGOALです。

ドアの厚みを測る
ドアの厚みは「側面の厚み」を確認するだけなので、定規やメジャーで簡単に測れます。
ドアの厚みは29~43mmが標準です。
標準のものであるかどうかを確認しましょう。
43~53mmの場合は、通常のシリンダーがつけられません。
(セキスイハウスの住宅の勝手口に多く取り付けられている「GOAL・ASLX」です。)
交換方法が違うので注意しましょう。
鍵の鉄人(楽天市場)で、適合する鍵を購入
「鍵の鉄人」というサイトがとてもわかりやすいです。
ステップに沿ってクリックしていけば適合する型のシリンダーを選ぶことができるので初心者にもおすすめです!

いよいよ鍵の交換(マイナスドライバーとプラスドライバーを準備)
取り外し編
まずは室内側から作業
- ドアを開けたまま、つまみを手で回して鍵を開ける
- つまみをとめているビスをプラスドライバーで外す→つまみが取れる
- シリンダー止めのビス2本が見えるので、それをプラスドライバーでを外す
次にドアの側面へ
- ドアの側面のプレートの上下のビスをプラスドライバーで取って外す
- シリンダー止めのピンをマイナスドライバーで外す
最後に室外側へ
シリンダーを抜き取ります。(取りにくい場合は上下に揺らしましょう)これで取り外し完了!
取り付け編
基本的には、取り外してきた順序の逆の工程をやっていけば取替えできます!
室外側で
新しいシリンダーを差し込みます
ドアの側面へ
- シリンダーピンを手で差し込む
- プレートをドライバーで取り付ける
最後に室内側へ
- シリンダービスをプラスドライバーでねじ込む
- 鍵のつまみを取り付ける
これで取り替え完了です!
最後に鍵がかかるかテストしましょう。
大家も鍵を一本保管しておこう
製品にもよりますが3本〜5本セットが多いです。
全て入居者に渡さずに一本は大家が保管しておきましょう。(と、賃貸の仲介業者に言われました。)
まとめ:大家は自分で鍵交換しよう
ディンプルキーに交換を外注すると4万円しますが、自分でやるとシリンダー代の5,000円〜10,000円でできます。
私は入居者から鍵交換代として10,000円を頂きました。
ちなみに私はこれを購入しました。
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防犯性が高いディンプルキーで入居者も安心です。
ぜひチャレンジしてみましょう!