不動産投資の指値交渉のポイントは、元付け業者と交渉することです。
この記事では、元付け業者の探し方について紹介します。
元付け業者とは
売主から売却を依頼されている仲介業者を元付け、物件を買主に紹介する仲介業者を客付けといいます。

元付業者に問い合わせるメリットは以下の通りです。
- 仲介手数料が売主からも買主からも貰えるので必死に売ろうとする
- 売主と直接やりとりをしているので、売主側の事情(売却理由)をよく知っている
- 物件の状況(物件の評価額やリフォーム歴など)に詳しい
- 過去どれだけ問い合わせがあったか、この指値は通らなかったなど、問い合わせ内容を把握している
- 内見時に売主がいる可能性がある→物件の状況について聞ける
- 購入意思が売主さんに伝わりやすい→指値が通りやすい
また、客付けと元付けの関係性もあり、客付け業者に大幅な価格交渉をしても売主に伝わらない可能性もあります。
そのため、物件の問い合わせをする際は、元付の仲介会社に申し込むことがポイントです。
ただし、客付け業者から得た情報をもとに元付け業者にコンタクトを取ることは業界のタブーです。
指値交渉についてはこちらの記事でも解説しています。▼
元付け業者の探し方
いい物件を見つけたとき、すぐに業者に連絡を取りたくなりますが、ぐっとこらえて、元付業者を割り出しましょう。
元付け業者を探す方法について紹介します。
「不動産ジャパン」で物件を検索する
気になる物件を見つけたら、まずは不動産ジャパンというサイトで物件を検索します。
不動産ジャパンに掲載された物件は、元付け業者がレインズに載せた物件です。
レインズとは、不動産業者しか見ることのできない物件のデータベースです。
不動産ジャパンに掲載されていれば、そこに記載された不動産業者が元付け業者です。
「取引形態」を見る
元付け業者の見極め方は、物件の広告の「取引形態」を見ればわかります。
アットホームやホームズで物件を見るときは取引形態が書かれていますが、SUUMOでは書かれていません。
「専属専任媒介」「専任媒介」と書かれていれば、元付業者です。
【不動産業者と売主の関係】 「売主」:売主が直接客を探す場合 「専属専任媒介契約」:すべてを1社にまかせるケース 「専任媒介契約」:1社との契約+売主も客を探せるケース 「一般媒介契約」: 複数の不動産会社と契約できるケース 「媒介」または「仲介」:売主との媒介契約がない(客付業者)
ただ、「媒介」と書かれているだけであっても元付け業者の場合もあります。
一番情報を早く載せた不動産業者が元付けである可能性も高いため、普段からポータルサイトのチェックを怠らないようにしましょう。
ちなみに、アットホームに掲載している会社は元付業者であることが多いです。
物件の探し方やポータルサイトの特徴についてはこちらの記事で解説しています。▼
「〇〇市〇〇+〇〇万円」と住所と価格で検索
「〇〇市〇〇+〇〇万円」と住所と価格で検索すると、ポータルサイトではなく、不動産業者のホームページで見つかることもあります。
不動産業者のホームページで取り扱い物件とされいれば、その業者が元付け会社です。
まとめ
この記事では元付け業者の探し方について解説しました。
私は最初の物件は客付け業者経由で購入して後悔したことがあります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。▼
また、購入してからリフォームする手順などはこちらの記事で詳しく解説しています。▼
読んで頂きありがとうございました!