買主としては、なんとか指値を通したいですが、許容できるかどうかは売主次第です。
この記事では、売主が指値に納得できる4つの瞬間について解説します。
時間がだいぶ経過している
売却開始当初は、様子を見たいこともあり、売主は厳しい指値には応じようとはしません。
しかし、半年や1年と時間が経つにつれて、売主も弱気になっていきます。
「売値を下げた方が売れるのではないか」という心理が働くため、指値が通りやすくなります。

以前の指値と同じ水準
以前の買主候補から受けた指値が、今回の指値に納得する理由になることもあります。
買付がいくつか入ると、その金額が買主にとってはある程度妥当な購入希望金額であるように見えてくるのです。
そのため、以前に出された指値の水準を確認するのも、指値を成功させる有効な手段になります。
売主の残債の状況もあるため、必ず通用するわけではありませんが、以前の指値の水準が最低売却額の基準となることもあるので覚えておきましょう。

指値の根拠が明確
不動産の指値は、不動産業界の慣習が働いたりスピード勝負のときもあるため、具体的な根拠を明示しない場合が多いです。
そういった状況の中で、指値の根拠をきちっと示せることは有利です。
単なる経験則や勘に基づくものではなく、不動産や金融の専門家が使う方法で計算します。
具体的には、「積算価格」や「収益価格」を計算し、どちらか低い方で指値をすることがオススメです。
不動産の価格や買付価格の決め方はこちらの記事で解説しています。▼
買主に共感できる
不動産取引は金額が大きい売買であるため、売主が買主を信頼できるかが重要になります。
売主は同じ売却をするならば自分が共感できる相手に売却したいものです。
指値の根拠をきちんと説明したり、売主に手紙を書いたり、買付証明書にコメントを添えたりするなど、いろいろな方法があります。
売主に気に入ってもらえれば指値などの交渉を有利に進めることができます。
感情に訴える方法はこちらの記事でも紹介しています。▼
まとめ
この記事では、売主が指値に納得できる4つの瞬間について解説しました。
なんとか指値を通して、希望の価格で物件を購入しましょう。
読んでいただきありがとうございました。