サラリーマンの副業にオススメの不動産投資ですが、最低3〜4日は有給をとらなければいけません。
金融機関とのローンの契約とその事前準備は平日の金融機関や役所等の営業時間に動く必要があるからです。
この記事では、有給日にムダのない動きができるよう、必要となる書類や取得場所をまとめます。
役所で取得する書類
役所で取得する書類は以下の通りです。
- 印鑑証明書
- 住民票
- 所得証明書(住民税課税証明書)
印鑑登録を行っていない場合は、登録する印鑑を持参し、印鑑登録と印鑑証明書の取得を同時に行いましょう。

住民票は役所の窓口で取るよりも、マイナンバーカードを使ってコンビニなどで機械で取る方が安いです。
役所の前にあることも多いので、印鑑登録の際についでに取得しておきましょう。
「世帯全員」と「続柄」が記載されており、「本籍」「マイナンバー」は省略のもので、有効期限は3か月以内です。
手数料はかかりますが印鑑証明書は3通以上、住民票は2通以上を取得しておきます。
本審査申込時や金消契約時、決済時に登記で使用する通数も含めて予備を取得しておいた方がよいからです。

所得証明書とは、地方税を納めた証明であり、住民税課税証明書や納税証明書とも呼ばれます。
名称は各地方の役所や税務署により異なります。
この所得証明書は直近の3年分を取得します。
また、すでに所有する不動産がある場合はその不動産の固定資産税納税証明書もあわせて直近の3年分を取得します。
税務署で取得する書類
税務署で取得する書類は直接税務署に足を運ばなくても、郵送で請求することもできます。
必要となる証明書は納税証明書です。
税金に滞納がないかを証明する書類ですが、基本的には直近3年分を取得します。
納税証明書は
- 納税証明書(その1):納税額等証明用
- 納税証明書(その2):所得金額用
など、種類があります。
どの書類が何年分必要かは金融機関の指示に従います。

必要な有給の日数
金消契約・決済までの流れと必要な有給の日数は以下の通りです。
行く場所 | 必要な有給の日数 | |
事前審査申込 | 不動産業者に任せる場合:特になし | 0日 |
自分で開拓する場合:金融機関 | 1日以上 | |
売買契約 | 不動産業者 | 0日 |
本審査申込 | 役所、税務署、金融機関 | 1~2日 |
金消契約 | 金融機関 | 1日 |
決済 | 金融機関 | 1日 |
事前審査申込は、不動産業者を通じて申込が可能です。
しかし、金融機関によって金利や条件が異なるため、自分で金融機関を開拓する場合は有給をとる必要があります。
金融機関の開拓方法については以下の記事で解説しています▼
また、売買契約は週末に行うことができますので、有給を取る必要はありません。
金消契約や決済は平日の午前中の2時間程度で終わります。
半休取得でも大丈夫そうですが、何かトラブルがあった際には午後まで持ち越すかもしれませんので、余裕をもって一日有給を取得していたほうが安心です。
決済までに必要な持ち物・書類等まとめ
決済までに必要な持ち物と書類をまとめます。
事前審査
金融機関の事前審査申込に必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類
- 実印
- 源泉徴収票(直近3年分)コピー
- 確定申告書(直近3年分)コピー
- 預貯金残高確認書類(※)コピー
- 株式、保険解約返戻金等の金融資産確認書類
- 購入予定物件情報(登記簿謄本、公図、固定資産評価額がわかるもの)→不動産屋にて準備
預貯金残高確認書類(※)は、通帳の表紙、1ページ目、残高記載ページ、6か月の取引履歴記載ページなどです。
ネットバンクやネット株式口座は、口座番号や残高がわかる画面ショットを持参します。
また、すでに保有している自宅や投資不動産があれば以下の書類も必要です。
- 所有不動産確認書類(権利証・登記簿謄本)
- 所有不動産の固定資産税・都市計画税明細書
- 既存ローンの返済予定表
- 賃料収入確認書類コピー
売買契約
不動産屋での売買契約に必要なものは以下の通りです。
- 手付金
- 収入印紙(郵便局にて購入)
- 本人確認書類
- 実印(認印も可)
収入印紙は、不動産屋が準備する場合もあるため、事前に確認します。
金融機関本審査申込
金融機関本審査申込に必要なものは以下の通りです。
- 印鑑証明書
- 住民票
- 納税証明書
- 住民税課税証明書or納税証明書or所得証明書
- 健康診断書
- 実印
- 本人確認書類
また、これ以外に所有不動産の固定資産税納税証明書が必要になることもあります。
金消契約
金消契約に必要なものは以下の通りです。
- 口座振替依頼書→金融機関で記入
- 申し込むローン引き落とし口座の通帳と印鑑
- 実印
- 本人確認書類
- 収入印紙(金消契約用)
1と2は金融機関によっては本申込時に提出することもあります。
決済
決済に必要なものは以下の通りです。
- 実印
- 本人確認書類
- 収入印紙(領収書用)
収入印紙は、不動産屋が準備する場合もあるため、事前に確認します。
まとめ
金消契約の流れや持ち物についてはあくまで一般的な例です。
私は収入印紙を郵便局に買いに行ったけど必要なかったり、銀行印を忘れたりなど、色々やらかしました。
わからないことがあればすぐに質問するようにして、準備万全にして臨みましょう。