こんにちは。不動産投資家の藤本紗帆です。
インデックス投資はしていますが、それ以外の株式投資も勉強中です。
この記事では、株式投資のスタイルをいくつか紹介します。
デイトレード
デイトレードとは1日のうちで売買を完結させる取引のことです。
動きがありそうな銘柄に着目し、少しでも上昇したら利益を確定させます。
買った株はその日のうちに売ってしまい翌日に持ち越す事はありません。
メリットは毎日利益が確定すること
デイトレードの良いところは毎日利益が確定することです。
リスクを持ち越すことがないので、明日の株価がどうなるか心配する必要はなく、突然の悪材料などによる大きな損失を免れることができます。

1日中画面に張り付いていなければならない
デメリットは1日中画面に張り付いていなければならないことです。
株価の細かい動きに反応し、常に取引できる姿勢を整えなければなりません。
仕事を持っているサラリーマン等が行う事は難しく、専業投資家向けの方法と言えるでしょう。

1回1回のトレード利幅は小さく、それぞれに売買手数料がかかる、薄利多売の方法です。
株価の動きは短期的にランダムですから、結局はパチンコのようなギャンブルとあまり変わらないと考えることもできます。
しかし、世の中に「パチプロ」が存在するように、デイトレードによって利益を上げ続けている人もいて、一概にギャンブルと切り捨てることもできません。
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間にかけて行う取引のことです。
中期のチャートに着目し、その法則性を見出します。
株価の動きやニュースを見て取引する
買う銘柄そのものの価値よりも、株価の動きやそれに影響及ぼす材料(ニュースなど)を見て取引を行います。
数日から数週間は保有したままになるので、サラリーマンでも比較的行いやすい方法といえます。
チャートの見方を身に付けていれば、ある程度の確実性を上げることもできるでしょう。

チャートは思い通りに動かないことも
一方で、デイトレードとは異なり、株を持ち続けるリスクにさらされることになります。
思った通りに株価が動けば良いのですが、いつもうまくいくわけではありません。
途中で予期しない悪材料等が出た場合には、チャートはあまり意味をなさなくなります。

高配当株投資
配当に着目した投資は初心者にオススメの方法のようです。
株価の動きを予想する事は容易ではありませんが、配当はほぼ確実に得られるためです。
比較的安心して持っていられる
株価の変動さえ気にしなければ、高いもので投資額の5%程度の配当を毎年得ることができます。
しかし、配当利回りが高くても株価が大きく下落してしまったり、配当が減らされてしまったりしては元も子もありません。
長期にわたって安定した配当を出しているのか、業績は安定しているかなどに着目する必要があります。
配当がしっかりしている銘柄は株価そのものも下がりにくいため、比較的安心して持っていられます。

大きく儲けたい人には向かない
運よく株価が上昇することもあるでしょう。
ただし急上昇することもあまりないため大きな利益を期待するべきではありません。
何十%も儲けたい人には退屈な投資法といえます。

高配当株投資と同じような感覚で株主優待目的とした投資もあります。
中には株主優待を金銭換算して優待りまりを算出する個人投資家もいます。
株主優待が届くのを待つのも1つの楽しみでしょう。
成長株投資(グロース株投資)
成長株投資とはこれから大きな成長が見込まれる会社に着目して投資することです。
夢のある投資法
目論見が当たり本当に大きく成長したら、株価が10倍になることも夢ではないでしょう。
とても夢のある投資法といえます。
流行っているお店を見つけたら、その会社が上場しているかどうかを調べます。
上場していて株価がまだ高騰していなければ、その会社の株に投資すればいいのです。
大化け株は、案外身近に潜んでいるものです。

忍耐力が必要
しかし、自分の選球眼がいつも正しいわけではありません。
全く見当はずれになっていることだってあるのです。
また1番の問題はすでに株価が高くなりすぎている可能性があることです。
マーケットの参加者は常に次の10倍株(テンバガー)を探し求めています。

自分が見つけたときには、すでに大部分の投資家が知っていて、株価がもう上がらないほど割高になっていることだって珍しくないのです。
上がりすぎた株は急降下することも珍しくありません。
また、本当に良い銘柄を見つけてもなかなか上昇しないこともあります。
自分の考えが正しいのか不安になりますが、その時は自分を信じて何年でも待つ忍耐力が必要となります。

割安株投資(バリュー株投資)
割安株投資とは、PERやPBRなどの投資指標に着目し、本来あるべき価値よりも割安になっている銘柄に投資するものです。
成長株のように大化けする可能性は高くありませんが、安定した業績が見込まれる株に投資するので、大きく値下がりするリスクも限定的です。
ウォーレン・バフェットも実践
割安株投資は世界一有名な投資家であるウォーレン・バフェットも実践する方法であり、企業の業績や株価指標に着目する論理的な方法といえます。
良い株を安く買うと言うシンプルな考え方です。

バリュートラップに注意
気をつけなければならないのは、割安な株がいつまでたっても割安のままでいることです。
これを「バリュートラップ」といいます。
割安とは不人気ということであり、人気が出るまでは長い時間を要することがあります。
また、割安な株を追い求め、あまり業績不振の会社の株に手を出してしまうこともあり得ます。

業績不振であれば株価は右肩下がりになってしまうのです。
長期で持ち続ける事から株価変動のリスクもことになり、財務状況は授業の将来を見通す分析力が欠かせません。
短期投資と長期投資では戦略が異なる
株価は短期的には市場で株式の取引をする投資家の需要と供給で決まります。
株式や会社の中身よりも、株価の動きに着目した取引を行います。

短期の株価変動は投資家の心理によって決まりますが、時間がたつうちに株価は企業の利益水準や財務状況にあわせて動きます。
長期投資を考える人は、企業の業績がどうなりそうかということを考えて取引しなければいけません。
短期投資は決断力
短期投資に求められるのは、株価の動きを見て瞬間的に売買を決定する決断力です。
株価は目まぐるしく動きますから、あれこれ考えていては手遅れになってしまいます。
深く考えている時間は少なく、感覚的に決断することが求められます。
この感覚は売買を重ねるほど身に付くことから、サッカーのようなスポーツに近いと言えるかもしれません。

長期投資は論理的な思考力と忍耐力
長期投資に求められるのは論理的な思考力と忍耐力です。
企業の業績を分析し、数年後の未来がどうなりそうか、様々な要素を考慮して投資を決定します。
しかし、良い分析をしたからといって、すぐに株価が思い通りの水準になるわけではありません。
短期的な株価は投資家の心理によって決まるため、いつ心理が業績に追いつくかはわからないからです。
先々の戦略を立て、相手の出方を見ながら論理的にそれを実行していく将棋のようなものと言えます。

まとめ
この記事では株式投資のスタイルについて紹介しました。
まとめているうちに、やはりインデックス投資だけでいいのでは?と思ったり・・・。
悩みながら勉強を続けようと思います。
株式のみならず、投資全体についてはコチラの記事でまとめています。▼
やってはいけない投資法はコチラです。▼
勝ち組投資家が参考にしている本はコチラの記事でまとめています。▼
読んで頂きありがとうございました!